◆久留米絣きもの専門店「ななほう」とは
こんにちは!「ななほう」の刑部です。
今回は私がななほうを始めた理由をお伝えしたいと思い書かせていただきます。
経歴
刑部 優美帆(おさかべ ゆみほ)
久留米絣きもの専門店ななほう
①外国人から教わった日本文化
自国の文化は大きなコミニュケーション素材
私は福岡県に引っ越す前、浜松市にある外国人バーでバイトをしていたのですが、バイトを始めたきっかけは「英語が話せられるようになれたらいいな!」とか、「海外の友達がほしい!」など、外の世界を求めてでした。
しかし私の期待は大きく外れ、基本的に日本語を話せられる方が多く歴史が苦手な私は外国人のお客さんに日本のことを教えてもらうという恥ずかしいやり取りをしてました。
「これでは日本人として良くない!」と思った私は、唯一興味のあった和服を習いに行こう!と、着付け教室に通い始め、自分で着物を着るようになり、友達にも着付けをするようになって、海外の方とも日本の文化を通してコミニュケーションがより良いものになっていきました。
②70代の職人が話す「若いものはすぐに辞めていってしまう」
着付け教室に通い普段から少しずつ着物を着るようになった私は、着物関係の仕事に付きたい!と思い始め、ある時京都へモノづくりの工房へお邪魔しました。
そこで耳にしたのは70代の職人が拘りや素晴らしい技術について教えてくださったあと、後継者不足について話してくれたことが今も頭から離れません。
「若いものはすぐ辞めてしまう。夏はクーラーも効かず、冬も寒く、一人前になるには時間がかかるから、コンビニでバイトした方がいいんだってさ。」と。
私はこんなに綺麗なモノづくりの技術があるのに、消えてしまいそうなことにショックを受け着物を広める仕事に転職しよう!と決意しました。
③商品の不透明さ
私は呉服屋に勤めていたのですが、着物ってやはり普段から触れ合うものではない分「信用」でお買い物をしてもらうことが多いと感じてました。
相場もあって無いようなもの。
私が呉服屋に勤める前も呉服屋さんに買い物に行けば最初に言われた価格からどんどん下がっていく。
呉服屋に勤めた時も、お客様によって値段が違う。
ずっとむずむずしていた事でした。
④「高い」「お手入れが大変」「自分で着れない」と耳にタコが出来るほど聞きました
呉服屋に勤めてる時、何百回もお話いただきました。そして「箪笥に眠ってる、いる?」と。
確かに分かります。
絹物はお値段が結構しますし、お手入れもクリーニングに出さないといけない。「買うのも、着る時も(着付け)、着た後も(クリーニング)お金かかるからいらない」😭
上記の①〜④の理由が「ななほう」をしたいと思ったきっかけです。
①外国人から教わった日本文化
自国の文化は大きなコミニュケーション素材
▶️「ななほう」では、久留米絣の出来るまでを商品販売とセットで発信していきます。日本人として自国の文化を知り、自国の文化に誇りを持って、楽しいお時間のお手伝いができたらと思っています。
②70代の職人が話す「若いものはすぐに辞めていってしまう」
▶️ななほうは織元さんの協力の元運営していきます。ものづくりが生まれていく過程をリアルタイムでお届けし、作っている人のお顔を皆様に知っていただき、着物をより楽しい!と思ってもらえたらと思っています。
③商品の不透明さ
▶️ななほうは、織元さんと相談して販売価格を決めていきます。呉服業は相場があって無さそうなもの。適正価格で皆様にお届けしていきます。
④「高い」「お手入れが大変」「自分で着れない」と耳にタコが出来るほど聞きました
▶️久留米絣は木綿の着物になり、絹の着物に比べると、リーズナブルな価格帯、家の洗濯機で洗える、ふわふわしていて着付けの練習にも簡単という利点があります。
着物を着たことがない方も、よく着る方も木綿の着物は強い味方です。
最後に
呉服市場は衰退していますが、浴衣市場は増加傾向にあり、着用意向調査を見ても「着たい」という方が比較的多いです。
着物に興味のある方の一歩を踏み出すお手伝いをしたい。
モノづくりの素晴らしさを伝えたい!
そして皆様に楽しいお時間をお届けできたらと思っています。
◆会社概要
社名 | ななほう |
所在地 | 〒431-0432 静岡県湖西市風の杜24-6 |
TEL | 050-3590-7227 |
メール | info@7ho.jp |
代表 | 刑部 優美帆 |
提携織元 |
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事業内容 |
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